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人材育成主義人事制度の全体像

人材育成主義人事制度とは、「会社の成長」と「個人の成長」を調和させる制度です。「会社の成長」を考え、そこに働く社員をないがしろにするのではなく、反対にいきなり人材育成論に走り、会社の経営とかけ離れてしまう仕組みもいけません。

人材育成主義人事制度のコンセプト

「会社の成長」を考え、そのために社員一人ひとりがどのように成長して欲しいか?どのように「顧客の満足」を現場で実践すれば会社が成長するか?を考え、「個人の成長」に結びつけていきます。「個人の成長」があって、「顧客に満足」を与えられ、その結果として「会社の成長」がもたらされるという考え方をベースにしています。

このようなコンセプトで人事制度の設計を進めていくので、人事制度の領域にとどまらない経営の広い範囲を網羅する考え方です。「会社の成長」「個人の成長」というと評価システムだと思われがちですが、それをバンドシステム、昇格システム、評価システム、報酬システム、そして人材育成システムに結び付けていきます。

人材育成主義人事制度の特徴は、評価・報酬システムがメイン機能ではなく、あくまでも人材育成システムがメイン機能だということです。そして、これらの制度を動かすのは人事部門ではなく、現場主導型であるということが大きな特徴です。

人事制度は、人事部門が主導権を握るべきか、現場に権限を委譲すべきかその企業の業界・業態・規模なので決定するべきでしょうが、人材育成主義人事制度は、「組織の人材育成力」を活性化させるための仕組みなので、基本的に現場主導型制度であると認識いただいて結構です。

人材育成主義人事制度の全体像

まずは、人材育成システムですが、「成長の語り場」「人材育成会議」「育成面談」から構成されます。まずは、「成長の語り場」で今期の会社の成長・部門の成長を考えます。次に「人材育成会議」にて一人ひとりの適性・成長の方向性・今期の成長課題・成長の機会などについて議論した後、「育成面談」を通じて上司と本人が今期の仕事の方針・成長の方針について共有していきます。一番のポイントは「人材育成会議」です。この会議体を設けることにより、自然と組織の人材育成力が向上していく仕組みになっています。

次に、バンドシステム・昇格システムですが、これは人材育成システムと連動した重要なシステムです。ここの運用が一番のポイントになりますので、ページを割いてじっくり説明していきます。

評価システムの説明を続けます。評価する項目は3項目と考えてください。方針(会社の成長・部門の成長)から個人に求めるもの(仕事の変化)の達成度を評価する項目、会社の求める人材像から一人ひとりに求めるもの(力量の変化)の達成度を評価する項目、これに日常の仕事ぶりの3項目を評価していきます。

報酬システムですが、評価結果に基づいて賞与考課・給与考課は確定させるものの、賞与・給与との連動性は極力少なくしていきます。報酬は昇格システムで連動を高めていきます。理由は後ほど、じっくり説明していきます。

これから、人材育成主義人事制度の具体論に入っていきますが、全部の人事システムを再構築してもいいですし、この本の一部を使ってみてもよいと思います。できるだけ、具体的にかつ図表も加えて説明していきますので、人材育成主義人事制度を経営の現場で活用いただければ幸いです。

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