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成長主義と人材育成主義の違い

成果主義と人材育成主義の違いを説明していきます。少々長いので2回にわけて説明します。

人材育成主義は、年功主義・能力主義・成果主義の悪い部分は排除し、良い部分はブラッシュアップしたものと考えてください。特に、成果主義人事制度は日本的経営に馴染みませんから、日本的経営における人事制度とは何かを徹底的に追及しています。経営・現場を知り尽くした人事担当者は、必ず納得できる部分が多いと思います。以下、成果主義と人材育成主義の違いについて説明していきます。

成果主義と人材育成主義の違い

まず、「主義」と冠がついているので、主張上の考え方から整理します。成果主義が全社の成果・部門の成果を議論することは少なく個々人の成果を追及することに偏り過ぎたのではないかと反省していますが、人材育成主義は会社の成長・部門の成長と個々人の成長の両方を考えていきます。

ここで勘違いして欲しくないことは、人材育成主義だといって、いきなり個々人の成長のみに注目する考え方ではないということです。世の中は、人材獲得戦争が始まり、人材育成・教育制度などがもてはやされていますが、人材育成主義は、会社の成長=部門の成長=個々人の成長の調和を考えていきます。

会社の成長を描くので、どう部門が成長したら良いかが見えてきて、部門の成長が描けるので、一人ひとりの成長の方向性が明らかになるのです。また、職務基準・コンピテンシー基準などを設けて、それに向けて人材のレベルを均一化するのではなく、一人ひとり丁寧に強みを見つけ、成長の方向性を明らかにしていきます。

続いて、「人材に対する会社側の考え方」です。成果主義では人材を会社の業績向上の資源と捉えがちな(間違った認識を与えやすい)システムでした。一方人材育成主義は会社の成長を支える一番大切な資源と考え、その成長の支援に一番の力点を置きます。

自分の会社を振り返ってみてください。ほとんどの会社は人材の成長が大事だという認識はあるものの、仕事論に埋没し人材の成長を考える会議を行っている会社は少ないと思います。そこで、人材育成主義では、あえて、一人ひとりの成長を考える会議=「人材育成会議」を仕組みとしてビルトインしていきます。

一人ひとりの成長を考える会議を1日開催するのと、開催しないのでは組織の人材育成力が全く変わることは想像に難しくないと思います。少し話は脱線しますが、人事制度はそのままでも、この「人材育成会議」はどの企業でも導入することをお勧めします。

評価に対する考え方も違ってきます。成果主義人事制度では、会社の業績向上に貢献した成果によって評価されます。人材育成主義では、成長の度合いに焦点をあてて行きます。そして、評価シートに記された社員のごく限られた情報で評価をするのではなく、目立たない仕事振り・将来の成長の可能性など様々な角度から社員を評価していきます。複眼の目で一人ひとりを評価する温かい評価システムを構築していきます。

報酬・昇格・人件費コントロールについては次回説明していきます。

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