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組織を変革するために(事例編)
前回に続いて、マッキンゼーの7モデルの話をします。
今回は、旭化成ホームズのロングライフ住宅へ戦略をかじ取りしたときの実話です。
これまでの、旭化成ホームズは普通の売り切り型の住宅メーカーでした。営業マンが売ることに集中して、アフターサービスもそんなに力を入れていませんでした。
その当時、社長が変わり、
- Strategy(戦略)
売り切り型⇒ロングライフ戦略へ(こうなるとアフターサービス部門が大事) - Structure(組織構造)
サービス部門は子会社⇒本体の営業部門の中に設置(子会社を吸収したのはすごい) - Staff(スタッフ)
やる気のない人材・定年間際の人材を転籍⇒社内で1クラスの人材を異動(周りから何かしでかしたのか?と言われたそうです) - Style(経営スタイル)
社長はアフターサービス部門しか会議にでなかったそうです(これがスタイルに分類されるかは?であるがかなり面白い話)。 - System(評価制度)
コスト削減額⇒顧客満足度(コスト削減とはいかにサービスしないかですから、恐ろしい指標です)。 - Skill(スキル)
アフターに関するスキル(特にクレーム対応)を蓄積していったそうです。 - Shared Value(共通の価値観)
結果として、住宅購入者の満足度1を5カ年連続しているという話でした。
上手で優秀な経営者だと思いました。
皆さんも7Sモデルを意識して組織変革すれば着眼は間違いありません。
どんどん使ってくださいね!
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