コラム

中期経営計画や方針の書き方

コラム記事

2015/03/04

中期経営計画や方針の書き方をお伝えします。ご自分の計画書や方針書があれば、少々眺めてみてください。

  • 今年は改革元年に
  • 顧客満足を徹底的に追求する
  • プロ意識の徹底
  • コンプライアンスの徹底
  • 人材育成の推進

など書いてありませんか?

部下の身になって読んでみましょう?

  • 今年は改革元年にする
    ⇒毎年そう言って何もしていないのでは?そもそもあなたを改革した方がいいのでは?
  • 顧客満足を徹底的に追求する
    ⇒顧客満足を追求しない経営ってあるの?
  • プロ意識の徹底
    ⇒そもそもプロってどう定義しているの?
  • コンプライアンスの徹底
    ⇒何もするなってことか?
  • 人材育成の推進
    ⇒自分の成長を支援されたことはないよ!

とこんなことを考えるなら、まだましです。何も考えずに、「ふんふんそう言えばばそうだ!」「その通りだ!」と考える社員が95%だと思います。

とくに、「顧客満足」「プロ意識」「人材育成」というキーワードが入っていたら偽物の可能性が大です。「人材育成」については、事業をこう変えるから、ありたい人材像がこう変わるんだよ!と書いてあればOKですが、そこまで考えている方針書は見たことがありません。

では、何を書けばいいのでしょうか?

方針=目標値+方向性
と話をしています。

  • 目標値:現状からどれだけ遠い目標を達成しようとしているのか?
    (よく歩幅が何歩という話をしています)
  • 方向性:どの方向性に導こうとしているのか?
    (右に行くのか?左にいくのか?斜め45度なのか明らかにすると話をしています)

この二つは最低必要だと思います。

例えば、

  • 売上を30億伸ばしたいので、インドに進出する
  • 粗利率を2%伸ばしたいので、新商品を投入する
  • 一人ひとりの生産性を20%伸ばしたいので、人材育成を徹底する

など表せばいいということです。

そうすると何らかの議論・アクションを始められますよね!

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