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課長・班長の総入れ替え

「来年は、全ての課長・班長を総入れ替えしようと思います。」
という専務の発言に、さすがに私もひるみました。

いい案ではあるが、そこまでは誰もやったことがないのでは!?

専務の話を聞いてみると、

  • これまで、半年やってきて、課長・班長の人選が一番大事だと思いなおした
  • 一度ゼロベースで、課長・係長を配置しなおしたい
  • その議論は、いまの課長たちにやらせる
  • 基本的に課長たちの案を採用したいと思う
  • その議論の過程を大事にしたい
  • 結果として、今年と重複する人がいても、それは良しとする

ということであった。

私は、「いい案だと思います」というコメントをしながら、専務の考えは自分を越えたとちょっと怖いくらいであった。さすがだと感心した。

この件に関しては、私は関与せずに結果を聞くだけにとどめた。
定期的に専務から情報をいただける。

  • 「最初の案は、今の考えを踏襲していたので、再度やり直しを命じました」
  • 「相当議論をしているようです。毎晩10時過ぎまで議論しています」
  • 「議論の時間は、軽く40時間を超えています」
  • 「私が思っていたのと、違う案が出てきました。現場の係長が一番良く人物を見ていますね!」

ようやく決定しましたという話をもらったのは、それから3カ月経った日でした。議論に議論を重ねたようです。

実に私も知らないメンバーが半数で、全体の8割は入れ替わりました。

専務曰く、

  • 今年係長だった人で、一番活躍した人を係員にしました
  • 係長は、ほとんど若手を採用しました
  • 課長は、1名は同じ人、1名は係長から、1名は係員から抜擢しました

という信じられない人選ですが、その意味を聞くと全て答えが返ってきました。

続いて、

  • 「当面は、バタつきますが、バタつくことが分かっているので安心です」
  • 「そのバタつきが、楽しいのです」
  • 「ダメだったら、来年はまた総入れ替えです」
  • 「本人たちのプレッシャーを取り除くのが私の仕事です」

もう、私がアドバイスすることは少なくなったと実感した瞬間でした。
心の中では、専務に卒業証書を渡しました・・・

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