コラム

Vol.173 「Noからの解放」で人材の可能性を解き放つ:ちゃんみなに学ぶ育成の本質

2025/02/14

「Noからの解放」で人材の可能性を解き放つ
~ちゃんみなに学ぶ育成の本質~

SKY-HIが率いる株式会社BMSGと、シンガーでラッパーのちゃんみながタッグを組んで進められたガールズグループオーディション「No No Girls」はご覧になりましたか?というか、観てくださいね!

僕はこのオーディションを見て、熱狂的に興奮しました。
特に、経営者・人事部門の皆さんには、「人材育成(個性の解放)」の視点でご覧いただきたいです。

見るべきポイントは、プロデューサーであるちゃんみなの「あり方」です。26歳にしてここまで内省を深め、スキルを磨き、それを言語化して後進を導く力を持つ彼女は、まさに逸材だと思います。僕を含め、多くの経営者や人事部門の方々を超えた度量とあり方を持っていると感じます。

「No No Girls」オーディションは、これまで見た目や体型、年齢で「No」を突き付けられ、自分自身にも「No」を突き付けてきた人たちが、徐々に自信を取り戻し、「No」から解放されていくプロセスを見られます。その数々のシーンに心を打たれ、心の洗濯ができます。

審査を重ねるごとに、メンバーの変化も激しく、コーチからの歌やダンスの指導に的確に応えながら、自分と向き合い、変容していく姿は、まさにさなぎが蝶に孵化していく場面を見ているようでした。
僕自身、10代・20代の頃に、ここまで自分自身と向き合い、肯定していく機会はなかったと感じています。

特に印象的だったのは、ちゃんみなの次の言葉です。
「(オーディションに)落ちても、 みんなのことをサポートしようと思っている」
「みんなのチャンスを最後まで背中を押す人でありたいというのが私の目標でありゴール」
「(オーディションに落ちた人に向けて)私は皆をサポートするのが仕事、みんなは諦めないことが仕事」

例えば、研修やワークショップでご一緒した方に、「研修後もずっとサポートするよ!」と言ったことはありません。それは「できない」や「忙しい」とはちょっと違い、恥ずかしいに近い感覚です。
ここに自分が乗り越える壁みたいなものがあるので、あえて「僕はちゃんみなになる!」という宣言をします。

10年前の自分
・創業したからには、会社として成長したい。
・自分が有名になり、世間から認められたい。
・マネジメントの知識を深め、提供できる価値を高めたい。
・会社や組織を変えたい。特に、古い体質の組織に(何か復讐的な)憎しみを感じていた。
当時は、自分軸が強かったと思います。

ちゃんみなのあり方を見てはっきりした自分の在り方
・「変わりたい!」と思っている人の可能性を解放したい。
・少しの変化で、大きなインパクトを生み出せそうな会社の可能性を解放したい。
・自分が作る舞台で、みんなに活躍してほしい。
・変わりたい人の仕事面だけでなく、人生そのものを輝かせたい!そして、ずっとサポートしたい。
それらを通して、「本当の自分を輝かせたい!」という心境です。
どうぞ、僕の知識や経験をうまく活用してくださいと思っています。

新年に入って2回メルマガをお送りしました。
最近、こんなことをずっと考えて、「女性性の解放」に取り組みたいと思っています。
・成人発達理論を手掛けてから、僕らが提供するサービスの領域がかなりハイレベルになった。
・人事担当者向けにハイレベルなコンテンツのセミナーを実施すると、共感してくださるのは女性が多い。
・仕事につながるのは、女性マネジャーが窓口となるケースが多い。
・ワークショップや研修で登壇すると、女性の受講者がよくうなずいてくれる。
・ワークショップや研修では、女性リーダーが特に輝く瞬間が多い。
・研修後に、女性のほうが殻を破るスピードが早い。
弊社のサービスと「女性性」との親和性がますます高くなっていると感じています。

会社組織の中には「男性性」が強い企業もあり、その環境下で「女性性」を持つリーダーが苦しくなってしまうこともあります。「女性性」のリーダーシップを発揮する方の中には、会社から「No」を突き付けられたり、その傷ついた経験から自分自身に「No」を言ってしまっている人も多いのではないでしょうか。

だからこそ、ちゃんみなが示してくれたように「Noからの解放」を支援したいと思っています。
会社へのサポートと個のサポートの両面から取り組んでいきます。

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