生成AIで人事制度はどこまで構築できるのか？探求発表会〈第二弾：1on1ミーティングの評価編〉

最近、加藤洋平さんが主催する「加藤ゼミ」に参加し始めました。ゼミでは、インプットにおいても生成AIの活用が強く推奨されており、確かに情報収集のスピードは飛躍的に向上します。私自身も最近、生成AIにはまり、さまざまな試行錯誤を重ねています。本セミナーでは、その過程で得られたトライアル結果を報告します。

成人発達理論に興味のある方、生成AIの活用に興味のある方、評価制度の運用を人材育成にシフトさせたいと考えている方のご参加をお待ちしております。

今回は、1on1エバンジェリストの堀井耕策さんをゲストにお迎えして対談を交えながら進めます。
当日は、下記のような流れを考えています。
・私から、1on1ミーティングの生成AIフィードバックの概要について
・皆さんから質疑応答
・堀井さんとの対談で、生成AIを使って1on1ミーティングの効果を上げる方法を考える
・皆さんから質疑応答

基本的な考え方

以下の考え方をベースに、さまざまなトライアルを重ねています。
・人事制度の等級ごとに求められる行動と成人発達理論には高い親和性がある。
・そこで成人発達理論を基礎に生成AIを活用して行動基準を策定したい。
・評価基準に基づいて、生成AIで評価をする方向を模索したい。
・評価制度そのものを成長支援のツールとして昇華させたい。
・上記の課題感を踏まえて、下記のテーマを包括した評価の仕組み構築したい。研修の効果を上げたい。

今回のテーマ：1on1ミーティングの評価（2025年4月26日時点）

被評価者が書いた文章を生成AIで評価することは、十分可能だと考えています。
一方で、生成AI評価を意識してAIに回答を作成させたり、高評価を得るために回答を偽装することも可能であり、こうしたリスクへの対応が課題です。

そこで、「毎月実施している1on1ミーティングの発言内容を評価できないか？」というご質問を受け、さらに探求を進めてみました。また、成長支援ツールとしても、生成AIは大きな力を発揮できると考えています。

・1on1ミーティングを通して、上司の1on1スキルにおける良い点・改善点をフィードバックする
・1on1ミーティングを通して、部下の課題整理と、ネクストアクションをフィードバックする
ということが可能です。
このプロセスを、プロンプトも含めて以下で公開しています。
note記事：生成AIで人事制度はどこまで構築できるのか？〜1on1ミーティングの評価編〜

実際に、会社のメンバーと1on1ミーティングを行い、生成AIによるフィードバックを受けた際の感想を紹介します。

1on1ミーティングの生成AIフィードバックを受けた部下の感想
第一印象は「ひえ…誰…怖」でした汗
突然自分の隣に、「初対面だけど貴方をよーく知ってるよ！」という人が出現して、詳細にフィードバックを始めた感じです。
AIは島森さんとの会話を分析しているので知っていて当然なのでしょうけれど、驚きました。具体的なアクションを考えるのが自分にとって一番難しいので、ほどほどにネクストアクションを示してもらえるのはありがたいです。
『「完璧主義モード」検出システムの構築』は一人で直ちに実行できそうです。そんなに完璧主義だとは自覚しておらず、半信半疑ながらですが、自分の状態をチェックする習慣は良いなと思います。
全文を通して一番印象的だったのは「完璧でなくても価値があるという認識を強化」という箇所です。日記に書き写します。

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