コラム

Vol.11 職業人生を幸せにする方法

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2009/01/19

Index

  1. 職業人生を幸せにする方法
  2. メンタルヘルスカウンセラーの仕事(野中のつぶやき Vol.8)

職業人生を幸せにする方法

先日ある知り合いからこんな話を聞きました。ニートの研究をしているある大学教授が「ニートの方に質問すると全員が答えられない質問がある」とを言っていたそうです。

その質問は、「お父さん・お母さんはどんな仕事をしているの?」という質問でした。つまり、仕事に対するイメージが極度に少ないということでしょう。反対に両親としては、親の仕事をする姿をきっちり見せ、仕事のイメージを持ってもらうことが重要です。

思い起こすと、幼稚園時代に父親の工場見学に行って、アルミ缶が流れる工程を見て、お昼にカレーライスを食べたことを鮮明に覚えています。

ちょっと余談になりますが、小学校時代に覚えていることは、トウモロコシを育てて、理科室でコーンスープを食べたこと、学校がたんぼを所有しており、稲を植えて、刈って、お餅を食べたことが、一番の思い出です。食べた思い出だけです(笑)。でも食べるという行為が重要なのでしょう・・・

仕事を知る・食べること、そんなことが仕事をやりたいという気持ちを喚起させるということでしょう。

私は、大学2年から社会人になって仕事をやりたくて、堪りませんでした。学生で起業するなど視野が広くなかったので、通常通りに大学を卒業してから仕事を始めましたが、大切なことは「自分で仕事を取りに行く姿勢」だと思います。

ある会社で、「ルートセールス中心の営業」「提案活動が中心の営業」スタイルを持っている会社があります。なぜか?提案型営業のスタイルを取っている営業マンの方が、成長しているのでちょっと気になりました。ルートセールスチームと提案型営業チームの皆さんに、「仕事は面白いですか?」「仕事を自分で組み立てていると思いますか?」という質問を投げかけると、両方の質問ともに提案型営業チームの人の方が多く手を上げました。

職業人生の幸せ=仕事を通しての成長だとすると、自分で仕事を組み立てる環境、仕事が面白いと思える環境が重要なのだと感じたのでした。

「自分で」という主体感が、仕事を面白くさせ、成長の機会を与えてくれます。

メンタルヘスルカウンセラーの仕事(野中のつぶやき)

新年が明けても日本の景気の先行きが見えないような状態が相変わらず続いている。人の気持ちというのはおもしろいもので、景気が悪い悪いという報道が声高にされると、個々では景気の悪くない人々も、財布の紐が固く閉まるようになる。日本人ほど貯蓄残高の高い国民も珍しいと思うのだが、こういう時期は皆財布の紐が固くなる。小売や販売の世界の人々は顔を合わせる度に先が見えないと嘆いている。

報道の力の威力だと思うのだが、かつて米国主導のイラク戦争が始まった時も、真実とは異なることが大きく報道されて事実は闇に葬られ、戦争が始まった。今回も世界的に景気が悪いのは事実だが、報道に踊らされることなく、自分の視野を見失わずに生活も仕事も行っていくことが大きな国の流れの景気回復にも繋がっていくことなのではないかと思う今日この頃。

病は気から、とよくいうが、景気も気持ちが左右する部分も少なからずあると思うので、自分ができることを各々が行っていくことがトンネルの出口に繋がる一歩なのだと感じている。

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