コラム

Vol.72 やりたいことに制約がない会社を作りたい!

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2016/09/11

Index

  1. やりたいことに制約がない会社を作りたい!
  2. 人事・教育担当者に読んで欲しい書籍

やりたいことに制約がない会社を作りたい!

最近、感じているのは、会社のためにやりたいと思ったことを阻害する人が何て多いか!という憤りです。
 ○頭ごなしに後輩の意見を否定する先輩
 ○色々情報を集めさせるが、意思決定をしない上司
 ○役員への説明資料に時間をかける部長
 ○社長に何かを言われると、急に意見が変わる役員
そんな思惑が重なって、仕事を進めているので、仕事が進まない、進まないこと。私も、仕事上調整に巻き込まれて、少々うんざりしています。この阻害行動が日本の生産性を落としていると感じています。

そこに、一石投じたいと、まずは自社から改革です。グローセンパートナーでは、下記のトライを始めました。まずは、手放すことからスタートです。従業員が好きなように働いた方がパフォーマンスが上がるという仮説を持って取り組んでいます。

○従業員の働きやすさが先、顧客満足は後回し

顧客満足を振りかざすと誰も抵抗ができないので、これを振りかざすのをやめました。当たり前ですが、皆さんお客様のために頑張っています。

○食べていければ良いので、数字目標を持たない

財務諸表はOPENにしています。数字目標を持つのをやめました。掲げても達成できないし、勝手に掲げた数字では社員も鼓舞されないと思っています。

○一人ひとりが自由に意思決定する

キーワードは、「好きにしてください」です。経営者としてできる限り、意思決定には関わらないようにしています。もちろん、相談・質問は回答しています。

○会議は2時間/月以内

完全リモートワークなので、情報交換の手段はメールです。1日に100件ぐらい社内メールが飛び交います。何度かメールを少なくしようか?と社内で検討しましたが、今の状態が良いそうです。

○人を評価しない

評価はその人の「捉え方」に左右されますし、評価することでその人が使えるエネルギーを奪っている気がします。

○好きなときに働く(完全フレックス)好きな場所で働く(完全リモートワーク)

8時にお子さんを寝かしつけて、3時ごろに起きて仕事をしている方もいらっしゃいます。私は朝方の仕事に変えました。

○起業自由・副業自由

最近は増えていると思います。

○雑務の排除・無駄な作業はしない(全員が実務稼働90%以上)

仕事の廃止や改善には一番気を使っています。特に、経営者や上司がやってといった仕事を、(経営者・上司が忘れていても)永遠に続ける人がいるので、それはやめたいと思っています。

○好きに自己啓発してください 10万円/年間程度

飲み会を申請してきた社員もいますが、それもいいか!という柔らかい施策です。

次のステップは、好きなように働ける環境づくりのコンサルティングもしたいと思っています。

人事・教育担当者に読んで欲しい書籍

書籍名:『自分を立てなおす対話』
著者名: 加藤 雅則

この本で紹介している「知恵の車座」というワークは、研修で参考にしています。私の研修では、「捉え方の交換」が研修の目的だと説明していますが、まさに「捉え方の交換」ができるのが「知恵の車座」です。先日も中堅社員研修で活用しましたが、皆さん元気になって帰っていきました。

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