コラム

Vol.90 もりおが森に行く

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2018/08/06

Index

  1. もりおが森に行く
  2. 皆に読んで欲しい書籍『子どもたちの光るこえ』

もりおが森に行く

この1ヵ月、私自身に大きな変容が訪れたので、そのシェアと変容に必要なポイントが絞り込めたので整理してお伝えします。いつもワークショップに参加するときは、ニックネームを「もりお」にしています。それで今回のテーマは「もりおが森に行く」という表現をしています。

大まかな変容の流れは、

(1)株式会社森へが主催している 森のリトリートに参加
https://morie.co.jp/

(2)ザ・リーダーシップ・サークルという360度診断のフィードバック
http://www.theleadershipcircle.jp/

(3)自ら主宰する熱海のワークショップ・館山のワークショップ

(4)ビジネスコーチング

のイベントを体験しながら進みました。

まずは、森のリトリートの紹介です。今回は思い切って、石垣島で森を体験してきました。森のリトリートは、いたってシンプルで、2泊3日で、森に入る(2時間)×4回+夜の焚火×2回のだたそれだけです。
言葉ではうまく表現できませんが、
(1)自然と対峙することで、素直に自分の内面に向き合える
(2)自然の複雑性と一体化することで、自分の人生をそのものを俯瞰できる
(3)一旦緩めることで、本当の自分に遭遇できる
などが新鮮な体験でした。

過去、色々なワークショップに参加してきましたが、ファシリテーターがどうしても意図やエゴが存在する人間であることに比べて、格段に森の方が気づきが多いと思いました。冒頭に、「ゆっくり、しずかに、感じる」という森に入るルールの説明を受けたときに、スピードを緩めることの大切さを痛感し、森に入る準備を整えることができました。森に入ると、様々なイベントに遭遇して、森としっかりコミュニケーションができました。皆さん同じような体験をして、興奮冷めやらずという感じでした。(違う側面で表現すると森へ誘導してくださるファシリテーターが森に対する圧倒的な信頼がないとできないワークショップだと思いました)

結果として感じたのは、今の会社の経営という側面で、自分の中で限界が来たことを悟ったという感じです。仕事や人を全部見ようとしていた限界、人のためにサポートしてきた限界、そのために自分の頭の回転数を人間の限界近くまで高めていた自分に気づきました。森のワークショップは本当にお勧めです。人生の変化点になるので、一生に一度ぐらいは体験した方が良いと思います。

次に、ザ・リーダーシップ・サークルという360度診断のフィードバックです。人生初めての360度フィードバックでしたが、到底受け入れられない内容のフィードバックが返ってきました。リーダーシップの欠如と、皆さんの素直なコメントに愕然とした感じです。多分、他人から見たら「そうじゃん!」というレベルなのでしょうが、本人にとってはキツイものでした。しかし、森リトリートの自己洞察があったので、比較的素直に受け入られました。

この仕事が難しいのは、自分自身が人事制度のコンサルティングをやったり、研修講師をやるというサービス提供者になるために、自分が企画して、営業して、自分を納品ということで時間を拘束される点です。どうしても高稼働・高回転にならざるを得ない問題を抱えています。

結論としては、ずっと高回転で仕事をしてきたための弊害があることに気づきました。少し生活のペースを緩めないといけないことに気づきました。この落とし穴は、一見社会人として成功している弁護士・会計士・コンサルタントなどが陥る罠だと思います。注意しましょう!

その後に、自社開催の熱海のワークショップがあり、「緩める」「感じる」「気づく」を冒頭に解説して進めました。自分自身も緩みすぎ、途中でファシリテーターとしての役割を忘れるぐらいでした。参加者の皆さんも、そういえばサラリーマン生活で緩めたことはなかったという表現をしている方もいらっしゃいました。やはり立ち止まって緩めることは大切です。

そのようなプロセスを体験して、少し自分の生活でも「緩める」ことを習慣化してきました。研修時の疲れも半減した感じです。変にエゴが作動することも少なくなりました。

そして、先週の金曜日にビジネスコーチングを受けて、着地した感じです。
限界に近い頭の回転と、速い行動力でついついやることを多くして、そして人を助けようというエゴが働いて、自分自身が窮屈になっていることに気づきました。

徐々にですが、自分が好きではない仕事を減らして、やりたいことにシフトして行こうと思います。表現は難しいですが「わがままに生きる」という感じでしょうか。「緩める」「自由に生きる」、この辺りが大切なポイントかと思います。

最後に、一昨日、加藤洋平さんとミーティングをした内容を紹介します。加藤さん曰く、「人生の余白が、成人発達のエネルギーになる」という表現をしていました。僕なりに解釈すると、心と体を緩めることをしないと、本当の自分を見失うことになり兼ねない。少し稼働を落としてでも、自分を見つめる機会を持った方が良い。

そんなことを紹介したいメルマガでした。

今後は緩めるため、心の成長のためのワークショップをたくさんやっていきます。お楽しみに!

皆に読んで欲しい書籍『子どもたちの光るこえ』

通常は、人事・教育担当者に読んで欲しい書籍の紹介ですが、今回は皆さんに是非読んで欲しい書籍の紹介です。キラキラ朝礼で有名な香葉村真由美先生の書籍です。

友達から紹介され、「電車で読んではダメだよ!」と手渡されました。本当に人前では読めません。涙が溢れて止まりません。この本を読むと愛の力により、自分の中の殻が溶ける感じを味わうことができると思います。そして、こんな先生が子供たちと一緒に頑張ってくれたら本当にいいな!と切に思います。ここから教育改革が始まればよいと。

本を読んでいると娘に取り上げられ、娘も一気に読み、夏休みの感想文にしました。大人にも子供にも読んで欲しい書籍です。

書籍名:『子どもたちの光るこえ』
著者名: 香葉村 真由美
出版社:センジュ出版
購入方法
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784908586026

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