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全社方針の咀嚼・整理シート
マネジメント
全社方針(中期経営計画など)を役員・部長クラスが咀嚼(そしゃく)して理解するためのバランス・スコアカードの切り口を参考にしたフレームワークです。現在と、中期経営計画の達成時期(例:3年後)を、現在⇔3年後の対比で、整理することで、方針を咀嚼して理解することを促します。
【全社方針の咀嚼・整理シートの使った対話の進め方】
経営層と部長層で、下記のような対話の場を持つことが方針浸透の鍵になります。対話の際に、部町層が全社方針を自分なりに整理するために「全社方針の咀嚼・整理シート」を使います。
① 経営層が全社方針を説明+質疑応答を受ける(経営層が回答)
経営者が、中期経営計画・全社方針を事業部長・部長クラスに説明します。その場で質疑応答を受けながら、経営層が方針を作成した背景や意義を理解します。(約30分)
② 部長層が「全社方針の咀嚼・整理シート」に入力+質疑応答を受ける(経営層が回答)
方針の受け手として事業部長・部長クラスが、このシートを記入しながら、戦略がどのように変化(顧客・商品/サービスがどのように変化)し、戦術がどのように変化(業務がどのように変化)するのかなどを整理します。
方針を聞いて理解したように感じますが、「全社方針の咀嚼・整理シート」に自分なりに整理してみることで、新たな疑問点が出てきたり、未理解な部分を把握できたりします。(約60分)
③ 部長層が入力した「全社方針の咀嚼・整理シート」を経営層が修正・承認
最後に、②で役員・部長が作成した内容が、経営者が考える内容と合致している場合に「合格」になります。不一致の場合は、再度整理して再提出してもらいます。これらを繰り返すことで、経営層と、事業部長・部長層の考え方が一致することをゴールにしています。(合格するまで時間を費やしましょう)
目安としては、①~③に、トータルで3時間ぐらい使いながら、お互いに捉え方の交換をして、方針の理解浸透を深めてください。
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