コラム

この現実世界には、因果関係は存在しない

コラム記事

2024/03/12

現実世界をつぶさに分析して、この現実世界には、因果関係が存在しないことがわかりました。現実世界はランダムに現れ、人間がその後に因果関係を見出しているように見えます。もしかすると、ランダムな出来事が因果関係を伴って発生するとも考えています。

例えば、「勉強を頑張ったからテストの結果が良かった」という直接的な因果関係は存在せず、良いテスト結果が得られた後に、「勉強も頑張った」と思い当たる、ということです。

ビジネスの文脈で言えば、「目標を立て、準備をしたから、大きな案件を受注できた」という因果関係は存在せず、大きな案件を受注した後に「準備をしていた」と思い当たる、という状況です。

しかし、全く勉強せずに東京大学に合格することはなく、宝くじを購入していなければ当選することはありません。

どのような経緯で、この仕組みに気づいたのかを、時期を追って解説します。

「思考は現実化する」のトライアル期(2008年ごろ)

この年は、グローセンパートナーを創業した年でもあります。当時は、「引き寄せの法則」などが流行り、本当に思考したことが現実化するのかトライをしていました。

実験の結果は、以下の通りです。

  • 娘が生まれている日を出産予定日に定め、仕事のスケジュールを調整していました。実際に出産予定日の朝4時に陣痛が始まり、娘はどうやら出産予定日の翌日に生まれたかったようで、その日の0時過ぎに誕生しました。娘と母親の様子を確認して安心した後、家に帰り、翌日は予定通り仕事をすることができました。
  • 創業時は最初の売上が上がるかどうか心配なものです。しかし、「翌日に受注が入る」という直感があり、その日を楽しみにしていました。実際には、翌々日に2件の受注と社外取締役の打診を受けました。
  • 住宅ローンを35年で組んだ際、娘が小学校を卒業する頃には返済を完了させることを意図しました。実際には、娘が小学6年生の時に返済を終えることができましたが、もっと短期間での返済を目指せばよかったと感じています。

特に積極的な行動を取らなかったにもかかわらず、思考が現実化しました。その後、仕事で忙しく限界だと感じ始めると、不思議とお客様が減り、心がすっきりとする体験を経て、大きな案件を受注することがありました。このような経験から、見えない何かの力を感じていました。

「思考が現実化する」という確信を持ちつつも、すべての人が異なる願いを抱いた場合、現実世界はどのように整合性を保つものなのか疑問が残りました。

スピリチュアルや量子力学の学び(2018年ごろ)

スピリチュアルや量子力学の観点から、パラレルワールドの概念について学びました。この理論では、多数の現実が並行して存在するとされます。

例えば、一部の人々が明日晴れることを強く願い、別の人々が雨を願う場合、晴れを願った人々の集団が現実を選択し、晴れを経験することになります。つまり、各人には独自のパラレルワールドがあり、これらが交差する点で自分と自分以外の人とで現実を共有しているのです。この理解により、上記の疑問は解消されました。

パラレルワールドの存在を前提とすると、例えば自分が受験生だった場合、第一志望校に合格する現実、不合格となる現実、もしかすると地球が滅亡している現実も存在する可能性があります。

我々は毎瞬、どの現実を選択するかの権利を持っていますが、パラレルワールドへの移行は徐々に行われるため、準備不足でいきなり東京大学に合格すること(遠く離れたパラレルワールドに移行すること)はありません。

以前、ハイヤーセルフを視るスキルを身につける講座を受講しました。この講座では、複数の過去世を見ることができましたが、それと同時に現世も見ることができ、このときにパラレルワールドの存在を実感しました。

経営を手放して体験したこと(2020年ごろから)

コロナウイルスが世界中に広がった際、当然ながら私たちの会社も売上が落ち込みました。その時、私は覚悟を決めて、「コロナで人々が亡くなるなら、会社も自然の流れに身を任せる」と考え、悪あがきをしませんでした。銀行からの借り入れも、助成金の申請もせず、環境変化に合わせてオンライン研修の概念を練り上げていました。

決算を迎えてみると、予想外に最高益を記録しており、私自身も「これはおかしい」という違和感を覚えました。それ以降、方針や計画の策定、資金繰りの心配なども手放し、自然体で経営しております。時折、「あれっお金が増えている」「おやっ業績が上がっている」と思うことがありますが、あえてその理由を深堀りすることもやめました。

決算期に蓋を開けてみると、最高益になっており、自分の中では「あれっ」という違和感がありました。その後も、方針策定や計画策定や、最近は資金繰りを気にするのもやめていますが、たまに「あれっ。お金が増えている」「おやっ、業績が上がっている」と思うことがありますが、さらにあえて理由を分析することもしておりません。

この体験から、「現実世界には因果関係が存在しない」と考えるようになり、意図を現実世界に放つという経営手法を行っています。

「3次元のソリューションでは解決できないコンサルティングがしたい」と意図した数日後、10年ぶりにある社長から連絡があり、現在長期プロジェクトに取り組んでいます。また、「自分が思考を手放せるサービスを開発したい」という意図から、グループリフレクションという手法に出会うなどの経験をしています。

意図で現実世界が選択できることや、逆に現実世界がランダムに現れることがわかると、自分の意に反して何かを努力することはせずに、自分のやりたことだけを、ありのままの自分でできるようになります。自由と可能性しかない世界が広がります。

「個と組織の成長を考えるメールマガジン」購読のご案内

グローセンパートナーのセミナー情報や、メンバーによるお役立ち情報をお伝えしています。

登録はこちら