コラム

Vol.111リモートワークで人事評価はどうすべきか?/“面白い研修”の落とし穴  

2020/06/09

Index

  1. リモートワークで人事評価はどうすべきか? 
  2. “面白い研修”の落とし穴
  3. これを機に会議改革をしましょう
  4. 【ZOOM開催│夜の楽校】成人発達理論の理解を深める対話
  5. 注目のセミナー情報

緊急事態宣言が解除され、我々の仕事も徐々に動き出しました。

最近多い相談が、リモートワークでも業務が問題なく進んだので、これを機に慣習としてやってきたことを抜本的に改革したいという依頼です。オフィスを解約したり、通勤の定期代を半分以下に抑えることで、逆に人件費や福利厚生関係を手厚くしたいという動きが出てきました。

今回は、リモートワークで人事評価はどうすべきか?という点について、お話を進めていきます。

1.リモートワークで人事評価はどうすべきか?

新型コロナの自宅待機要請に基づき、働き方が大きく変わり、働く価値観も大き
く変わってきています。

評価制度の運用においては、2つの課題があると思っております。1つ目は、リモートワークなどでどのように部下を評価するのかという課題、2つ目は、これを機に評価制度の運用にかかるムダを排除したいという課題です。

2つ目の課題については、リモートワークを実際にやってみて、仕事の運用を変えてみて、特に大きな問題がないことに気づいた企業から、慣習でやってきたことの大幅な見直しを進めようという機運が高まってきました。評価制度の運用も無駄が多いので、これを機に見直しましょう。

一度、現在の評価制度を客観的・本質的に分析して、どの施策が必要で、反対にどの施策の効果が薄いのかについて分析することをおすすめします。評価の機能としては、「報酬決定機能」「役割付与機能」「コミュニケーション機能」「人材育成機能」があります。これらの側面で、

  • リモートワークなどでどのように部下を評価するのかという課題
  • 評価制度の運用にかかるムダを排除したいという課題

という2つの課題について、解決の方向性を明示したいと思います。
▼続きは下記URLからご覧ください▼
https://www.growthen.co.jp/column/2020608/

評価制度運用にかかる時間の削減に取り組みたい方は、こちらのセミナーにもご参加ください。

■<オンライン開催>【人事制度セミナー】評価制度運用にかける時間を削減して働き方改革
~現場に負担をかけている評価制度を徹底分析して本質的な機能に絞り込む~

一般的には、マネジャーの総労働時間の3%程度が評価制度の運用に取られています。評価制度運用の時間は、もしかしたら生産性向上の足を引っ張っているかもしれません。働き方改革の一環で、評価制度運用の時間を価値あるものに転換することが、このセミナーのねらいです。

演習として、現行の評価制度の運用の問題を、「適応課題(運用上の課題)」「技術的な問題(評価制度の仕組みの課題)」に仕分けして整理することで評価の本質的な問題をあぶりだします。また、評価の機能は何かにも言及して、評価制度において意味ある施策は何かを一緒に考えていきます。

その後、評価制度運用のムダを発見したり、運用負荷を低減できる方法を考えます。最後に、意味ある施策を盛り込む方法を考えていきます。

【日時】2020/06/18(木) 10:00 ~ 12:00
【会場】オンラインセミナー(「Zoom」を利用して実施します)
【対象】・人事部門役員・人事部門マネジャー・人事担当者
    ・本セミナーは受講者の皆さんと一緒に考えながら進めていきます。
     評価制度の設計や運用ができるレベルの知識は必須です。
【申込】 https://www.growthen.co.jp/seminar/20200618/

2.“面白い研修”の落とし穴

世の中にはとても“面白い”と感じる研修が沢山あります。

そのように感じる理由は、今まで知らなかったことの発見であったり、なんとなく現場で使えそうなどという理由が多いと思いますが、そこには大きな落とし穴が潜んでいる可能性があります。

つい、“面白かった”という受講者の一瞬の感情の高ぶりに引きずられてしまい、研修が成功したかに見えてしまいますが、結局、やりっぱなしで終わってしまうという落とし穴です。

そもそもの研修のゴールは、面白かったと感じさせることではなく、学んだ内容を現場で再現し、行動変容に結び付けることとすべきです。面白かったと感じるだけでは、折角学んだ内容も数日後に忘れ去られ、意味のない研修になってしまうでしょう。

そこで、研修を“面白い”で終わらせないための方法の一つをご紹介します。それは、思い切って「現場のメンバーに研修講師を任せる」という方法です。研修の一部を、人事メンバーや外部講師ではなく、現場にいるメンバーに任せることで、下記の効果が期待でき受講者の行動変容に結び付けを高められる可能性があります。

  1. 現場のことを一番知っているメンバーが講師となることで、現場に即した内容で実施できる為、納得感が高まる。
  2. 近くに講師を担当したメンバーがいることで、学んだ内容を実践する中で、新たな疑問点や悩みをすぐに相談できる。
  3. “教える”文化が醸成できる。
  4. 各拠点で都合の良いタイミングで実施でき、落ち着いた状態で受講できる。

ただ、忙しい現場のメンバーに研修講師を任せるにはハードルもあります。そのハードルを解消するために、弊社の『社内研修支援サービス』(研修内製化キット)をご提供しています。下記のように、よく聞かれるハードルを解決できる内容になっているので、現場への負担を最小限にし、効果の高い研修を実施することができます。

【ハードル1】受講者が積極的に参加してくれる内容にできない

【解消策】演習を組み込んだ対話型研修になっていますので、受講者が主体的に取り組めます。本来、対話型研修は高度なファシリテーションが必要ですが、受講者に気づいて欲しいポイントに着地できるような演習の仕組みになっているため、どなたでも簡単に対話型研修を実施できます。

【ハードル2】経験のある講師が社内にいない

 【解消策】講師用のトークスクリプトがあるので、経験のない方も安心して講師を務めることができます。

【ハードル3】テキストを作る時間がない

 【解消策】既に完成されたテキストがあるので作成する手間が省けます。

ぜひ、一度思い切って、もっと現場を巻き込んで研修を運営してみませんか。
社内研修支援サービス』や『研修の内製化』にご関心のある方は、こちらからお問い合わせください。

3.これを機に会議改革をしましょう

この期間、リモートワークや時差出勤など、様々なトライアルがなされたと思います。一番減った時間が「会議」だと思います。

ベイン・アンド・カンパニーの調査によると、典型的なマネジャーの1週間(週4 0時間)を例にすると、会議が21時間、メール対応が8時間、個人作業が11時間という割合で時間を使っているそうです。その中で、会議の回数・会議の参加者数・メールの数を減らせば、週16時間以上(労働時間の40%以上)の時間を取り戻せるという調査結果になりました。
出典) 『TIME・TALENT・ENERGY』 マイケル・マンキンス、エリック・ガードン著

これを機に会議の見直しを図れるように、会議の見直しのフォーマットを用意しました。このシートを使って、60名規模の会社が、年間3,000時間の会議時間を削減しました。1日研修をやって、前半は本音で意見が言える風土作りを醸成し、後半は無駄な時間の削減という議題で、会議の時間を減らすことを検討した結果、削減を図ることができました。

会議見直しのフォーマットは下記より無料でダウンロードできますので、社内の会議見直しにご活用ください。
会議の見直しフォーマット ダウンロードはこちら

また、弊社の社内研修支援サービスは、会議の進め方だけではなく、無駄な会議や無駄な参加者も減らす検討ができる研修コンテンツ「生産性の高い会議の進め方」をご用意しています。会議の効率化に関するワークショップや「生産性の高い会議の進め方」の研修テキストを見てみたいという方は、 こちらからお問い合わせください。

4.【ZOOM開催│夜の楽校】成人発達理論の理解を深める対話

■<ZOOM開催>【夜の楽校】成人発達理論の理解を深める対話
~成人発達理論を活かしてどう生きた方が良いのか?どう企業に応用するのか~

成人発達理論は、全体像をつかむのが難しく、体験を通して理解していくものだと考えております。成人発達理論を、先だって学び・実践・気づき・理論化してきていますので、今回は皆さんからの質問に答えながら、対話形式で進めます。

  • 成人発達理論に興味はあるけど、どう自分の人生に活かしていったらいいの?
  • 成人発達理論を会社に導入したら良いと思うけど、ハードルが高くて・・・

というご質問に答えてきたいと思います。

【日時】2020/06/18(木)20:00 ~ 22:00
【会場】オンラインセミナー(「Zoom」を利用して実施します)
【対象】・グローセンパートナーの成人発達理論セミナーを受講された方
     (HRカンファレンスも含む)
    ・成人発達理論の基本的な知識をお持ちの方
【申込】https://www.growthen.co.jp/seminar/20200618-3/

5.注目のセミナー情報

■【人事制度セミナー】評価制度運用にかける時間を削減して働き方改革
【日時】2020/06/18(木) 10:00 ~ 12:00
【会場】オンラインセミナー(Zoom使用)
【費用】無料
【申込】https://www.growthen.co.jp/seminar/20200618/

■社内研修内製化を進めるポイントとやらされ感ない研修の組み立て方
【日時】2020/07/14(火)10:00 ~ 12:00
【会場】オーセンティックワークス セミナー会場(東京)
【費用】無料
【申込】 https://www.growthen.co.jp/seminar/20200714/

■【人事制度セミナー】成人発達理論の側面で評価制度の成熟度を上げる
~成人発達理論(心の成長に関する考え方)を理解することで評価制度の運用が変わってくる~
【日時】2020/07/16(木)10:00 ~ 12:00
【会場】オーセンティックワークス セミナー会場(東京)
【費用】無料
【申込】https://www.growthen.co.jp/seminar/20200716-2/

■成人発達理論の階層別研修への展開 ~成人発達理論(心の成長に関する考え
方)による人材育成の可能性と事例紹介~

【日時】2020/07/16(木)13:30-17:00
【会場】オーセンティックワークス セミナー会場(東京)
【費用】無料
【申込】https://www.growthen.co.jp/seminar/20200716/

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