コラム
Vol.18 売上が先か?理念が先か?
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2009/09/08
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- 柳月訪問記 PART3 売上が先か?理念が先か?
柳月訪問記 PART3 売上が先か?理念が先か?
会社を起業する場合、売上を作るのが先か?理念を作るのが先か?どちらを先に着手した方がいいでしょう?一度社長同士で議論したことがありますが、もちろん回答など出てきません。ただ、自分では理念作成が先だと思っています。何故なら実体験したからです。
今回は、柳月さんの訪問記の第三弾(最終回)です。
1.社長が最前線に立つこと
2.経営には理念が必要なこと
3.現場を支える社員教育
のうち、2.の経営には理念が必要なことをご紹介していきます。
2年前に会社を設立しようと意思決定しました。もともと独立志向は高くなく、恥ずかしい話ですが、何も準備をしていませんでした。さて、どうしようかと一番最初に考えたことは、「会社の経営理念」でした。自分としては、面白い経験をしたと思います。自然に経営理念の作成から着手したことが、自分としても不思議であり、「ああ~やはり会社のスタートは理念からか」など妙に感慨深い感覚でした。その後に、自分とは何者か?自分の強みは何かなど自分自身の棚卸しを始めました。時間があったからできたこととは言え、貴重かつ大変勉強になった経験でした。
さて、流月の田村社長は、「社員にストレスのない会社にしたい」とおっしゃっていました。
1.お客様とのストレスはしょうがない
2.社内で競争するストレスは排除したい
3.経済的ストレスは排除したい
仕事をおもしろ・おかしくするために、ゲーム化しているという表現をしていました。
店舗が前年比のある一定率を超えると、店舗に報奨金を出したり、ゲーム感覚で楽しめる施策を打ち出していました。管理職研修で、ビジネスゲームをやりながら学習しているとも言ってました。
社員も技能面で数々の賞を取っており、そこに対して会社は惜しまず支援をしています。一方で、原価意識の教育はしっかりやっており、「能力を高める」「働きがいを持たせる」「人間力を高める」などのサポートもしています。
先日も、ある会社の管理職研修を実施して、社員が元気で・個性的で・顧客視点が浸透しており、厳しい環境のもとでも業績を伸ばしている会社に出会いました。受講生と話をしていると、「社長との距離が近い(社長が現場社員と営業同行に行くそうです)」「経営理念が浸透している」と言っていました。
経営理念が社員の個性を伸ばし、いい組織風土を作っていることは間違いありません。そんな会社の社員は、他社に比べて大きく成長しています。厳しい仕事にをこなしながら、お客様を大事にする仕事のやり方が社員を磨いていると感じました。
再び、自分の話に戻りますが、「経営理念」は何かと問われると多分答えらないと思います。自分でグローセンパートナーのHPを検索して、これだ!これだ!と思いだす程度だと思います。ただ、経営理念のニュアンスは色々な判断の軸になっています。そういう意味で、理念は生きていますが、まだ洗練させていないと思いますので、何度も何度も見直して自社なりの言葉が見つかるまで待とうと考えいます。
グローセンパートナーは、経営理念を軸に考えています。自分自身も理念を軸に考えています。自分自身は弱い人間ですが、理念をベースに判断すると、ちゃんと判断できるような気がしています。また、それで順調に会社も成長しています。やはり売上よりも理念が大事だと感じています。
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