コラム
Vol.136 100年人生に向けて中高齢者の生き方を探る
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2022/02/24
年末に、100年人生に向けて中高齢者の生き方を探るべく、
『働き盛りの心理学』 河合隼雄著
『劣化するオッサン社会の処方箋』 山口周著
『「働かないおじさん問題」のトリセツ』 難波猛著
を読みました。
『劣化するオッサン社会の処方箋』は、どうして組織が劣化するのか、組織でイノベーションが起きにくいのか、など組織論にも言及しているので推薦します。山口周さんの本は示唆に富んでいて面白いですね。
この三冊を読んで感じたことを書きます。
Index
- 100年人生に向けて中高齢者の生き方を探る
- 心の回復力「レジリエンス」研修のご紹介
- 夜の楽校:思考が消えるワークショップ~二元思考からの離脱
1.100年人生に向けて中高齢者の生き方を探る
『LIFE SHIFT』を書かれたリンダ・グラットンさんも提唱してますし、日本では予防医学者の石川善樹氏が提唱している「人生を4つのステージに分けるコンセプト」について、まず触れたいと思います。
0~25歳のステージ:基礎学力や道徳を身につけるステージ
25~50歳のステージ:スキルを身につけ、人脈を築くステージ
50~75歳のステージ:自分の立ち位置・専門性を定めて、世の中に貢献するステージ
75~100歳のステージ:余生を過ごしたり、後進育成するステージ
と分けています。
石川善樹氏は、「本気を出すのは50歳からでいい」とも表現しています。50歳が人生の折り返し地点なのです。これからが真に自分を楽しむ時間だと思います。
私は、現在52歳、昨年は相当揺れました。人生にリセットがかかりました。ようやく何をしたいか、おぼろげながら見えてきました。38歳で創業して、ビジネスはそこそこ成功して(良い意味でも悪い意味でも)、現在に至ります。40代はバーンアウト寸前まで仕事をして、ここ3年ほどゆっくり休憩できました。
今は、新しい何かをしようとワクワクしています。まだ、可能性の粒なので、具体的に何をするか決めていません。決めないで、現実の流れに任せる予定です。「これから始まるワクワク」があるので、52歳といえども、感覚的には30代後半ぐらいのイメージです。これから自分の人生が始まるという感覚があります。それは、とてもとても幸せなことです。この状況が実現できたのは、常に変化を恐れずに立ち向かってきたからです。転職も独立も、それはトラウマになるぐらい大変でしたが、その経験があるから今があります。
100年人生に向けて中高齢者の生き方について話を戻します。
『劣化するオッサン社会の処方箋』で周さんは、
「オピニオン(しっかり意見をぶつける)とエグジット(転職)を活用してオッサンに圧力をかけよう」
と述べています。
『「働かないおじさん問題」のトリセツ』で難波さんは、
「働かないおじさんは、「働かない」のではなく「働けない」のです」
と述べています。
つまり、会社・組織の奴隷でコツコツ・真面目にやる人材が劣化してしまうのです。真面目にやっても、100年時代は報われないのです。逃げきれないのです。そして、会社が何らかのシフトの機会を提供してくれるのは、あと5年~10年ぐらいかかりそうです。どの会社もまだ模索中という感じです。
50歳でバーンアウトして、残り50年をみじめに生きるのは嫌だったら、会社のせいや、上司のせいにすることを速攻でやめて、自分のために、
会社に意見具申しましょう!
上司に意見具申しましょう!
新しいプロジェクトでも立ち上げてみましょう!
社外に人脈を作りましょう!
勉強しましょう!(これは全員に対してマジに大切)
転職しましょう!
副業しましょう!
独立しましょう!
新しい趣味を始めましょう!
ボランティアを始めましょう!
長い旅をしましょう!
辛い時期や、痛い時期もありますが、それは一時です。
というエールを送って、締めさせていただきます。
2.心の回復力「レジリエンス」研修のご紹介
コロナ禍が続き、リモートワークや新体制に慣れつつある方がいらっしゃる一方で、オンライン採用やリモートワークの歪みが出始めていると感じている方も多いようです。以前は、毎日顔を合わせて様子の変化に気づけたのに、対面コミュニケーションの機会が減り、急な退職願に驚くことも少なくないと聞きます。
入社後フォローや若手社員向けに、ストレスマネジメントやレジリエンスの問い合わせが増えています。弊社では、新人・若手向けに以下の研修コンテンツを用意しています。
・自分を守るメンタルヘルス(基礎知識・自己管理編)
https://www.growthen.co.jp/service/training/lineup/111/
新入社員から若手社員向けに、メンタルヘルスの基礎知識、ストレスチェック、
ストレスに関する基礎知識、ストレスコーピングに関する知識習得を目指します。
・若手社員フォローアップ(レジリエンス強化編)
https://www.growthen.co.jp/service/training/lineup/304/
新入社員~若手社員を対象にしたレジリエンス(回復力)研修です。科学的にス
トレスに向き合うスキルと共に、自らの経験から学ぶ力(経験学習力)を高める
セッションも加え、メンタルダウンやモチベーションダウンへの問題解決だけで
なく、自律的成長もしてほしい際に特にフィットする研修プログラムです。
◆お問い合わせ
サンプルテキストの閲覧、社内研修や人材育成に関するご質問・ご相談は下記よりお気軽にご連絡ください。
https://www.growthen.co.jp/inquiry/
3.夜の楽校:思考が消えるワークショップ~二元思考からの離脱
夜の楽校は、株式会社グローセンパートナーのメンバーが学んだこと・体験したことをシェアする場です。楽しく、学んで、仲間が増えればと思って開催しています。今回の夜の楽校では、思考が消える体験ワークショップを行います。思考を止めるのではなく「思考が止まる」を体験します。
僕はコンサルタントという仕事柄、思考を使いまくっていました。
時には、寝ている時も考え、仕事を整理する時間に費やしていました。
思考が回りすぎて、ゆっくり眠れないこともあり、いま考えると、思考という別世界で生きていたように思います。
成人発達理論を学び、身体知も成長することを知り、感覚・感情などの大切さを感じたときに、思考がじゃまになったのです。思考が止まらなくて、もがき苦しんだときもあります。しかし、3年ぐらいの月日をかけて思考がようやく止まるようになってきました。
セミナーを提供してくれる児玉さんは、思考を止めてくれます。その感覚を味わうだけで、大きな財産になると思います。
今回は冒頭「二元思考」についてお伝えして、その後、思考が止まるをワークをしていきたいと思っています。
▼夜の楽校:思考が消えるワークショップ~二元思考からの離脱
【日時】2月25日 (金) 21:00 – 最大22:30
【費用】1,000円
【申込】http://ptix.at/sK9UBM
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